ベトナムとマレーシアにて、キアン・ジュー社が飲料缶生産能力を増強
2012年 3月29日
マレーシアを代表する製缶会社キアン・ジュー社は、マレーシアのNilai(クアラルンプールから南)にある既存製缶工場に隣接して設置されている生産ラインの能力アップならびにベトナムでの製缶工場建設により、同社の2ピース飲料缶生産能力全体を大幅に増強する計画だ。稼動速度4,000cpmで年間生産能力20億缶を持ち合わせることになるマレーシアNilaiのラインは来年完成予定。このラインの稼動が順調に進み始めた時点で、同社のマレーシアBatu Caves(クアラルンプールから北)にすでにある2ラインのうちの1ラインを、ベトナムに建設予定の工場へ移設する。今回ベトナムに建設される工場は、ホー・チ・ミン・シティ近郊の、キアン・ジュー社が60%所有するキャンパック・ベトナム社工場(コーヒー/果汁飲料缶に充填)に隣接する。キアン・ジュー・グループにより据付・整備される機器は、最終的に年間生産能力8億缶に設定される。一方、マレーシアNilaiで増強される、通常の飲料缶製造ラインの2倍の速度4,000cpmで稼動する計画のラインは、PACインターナショナル社(米国コロラド州)の協力を得て、二段階を経て目標速度に到達させる。缶ウォッシャーやオーブンを含む装置の一部を、中国のPPH Foshan社から供給。その他、ミンスター社製高速プレス、ストーレー社製ボディメーカーならびにデコレーター、CMB社製ネッキング・システムを装備する
(The Canmaker, Mar.28, 2012)