新ビール、次はライ麦

2012年 3月12日

米国の地ビール・メーカーが今、コクのある強めの味わいを好む地ビール・ファンのために注目するのが、ライ麦。米国では、ライ麦を原料とするウイスキーが1790年代に初めて蒸留されたと言われるが、ライ麦をベースとするビールは、米国では新しい。2000年に米国ビール・フェスティバルで紹介されたものの当時はライ麦ビールというカテゴリーすらなかったため、全国的に認知され始めたのはごく最近だ。北緯50度以北の欧州では、ライ麦ビールは、よりなじみがある。ドイツではロッゲンビアとして知られ、また、ロシアでは、古くなったライ麦パンから作られる弱めのビールがある。ライ麦を使用するのは、通常のビール醸造と比べ手間がかかるが、仕上がりの味は、風味豊かでスパイシー、時にはりんごのような果実の後味を残すと言われる

(The Wall Street Jounal, Mar. 10, 2012)

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