ボトルド・ウォーター、米国で回復の兆し
2012年 3月 6日
米国コンビニエンス・ストアでのボトルド・ウォーターの売上が再び、安定した売れ行きを見せていることが報告されている。スパークリング・ウォーターならびにビタミン等栄養を強化したウォーターの人気に加え、よりお買い得なプライベート・ラベル・ブランドの人気上昇が、この好調な売上を支えている。昨年までは、消費済みボトルの処理の環境に与える影響が叫ばれ、また長引く不況も手伝い、飲料として水道水を選択する傾向が特に欧米先進諸国で広まり、ボトルド・ウォーター売上は伸び悩んでいた。しかし、米国では、依然続く健康志向の影響で、ボトルド・ウォーターが再び注目を集めている模様だ。今後、ボトルド・ウォーター売上増をさらに促すには、やはり環境に優しい製品であることを消費者に伝えることが重要となる。ネスレー・ウォーターズ北米社、ペプシコ社、コカ・コーラ社、レッドブル社を含めた大手飲料メーカーは、最近になり、米国にて消費後の飲料容器の収集・リサイクルに係る責任をメーカー自身で取る法施行を支持することを表明したと、ある環境保護団体の最新報告書は示している。以前は米国では明確でなかったこの飲料メーカーの取組み表明は、米国消費者を安堵させ、プラスチック製ボトルに詰められた飲料購入への抵抗を和らげるのに大いに寄与するだろう
(Convenience Store Decisions, Feb. 29, 2012)