中国とマレーシアで、クラウン社、飲料缶生産能力増強
2012年 2月13日
中国では、これまで地元での生産にとどまっていたブランド・オーナーが、昨今、その地域を超え供給範囲を拡張しており、飲料缶需要はますます高まっている。製缶会社クラウン・ホールディングズ社(米国ペンシルバニア州)は、そのような飲料缶需要に対応するため、中国南部の広西壮族自治区(東隣が広東省、西隣が雲南省)の州都、南寧に、2ピース飲料缶製造工場を建設する。新工場は、2013年第2四半期末に稼動開始予定で、初期年間生産能力は33clサイズのアルミ飲料缶7億5,000万缶。50clサイズ缶の生産能力も有す。クラウン社は、現在、中国で5工場が稼働中、さらに5工場が新たに2012~2013年の操業を目指し建設中。今回発表された南寧工場が11番目の工場となる。また、クラウン社は、マレーシアのBangiにすでにある2ピース飲料缶製造工場に、第2ラインを増設することを明らかにしている。2013年第1四半期に開場、33clサイズ2ピース飲料缶6億5,000万缶の年間生産能力を予定する。これによりBangi工場の総生産能力は年間12億缶となる。同社は、東南アジア地域には、2ピース飲料缶製造工場7工場 - カンボジア、マレーシア、シンガポール、タイ、そしてベトナムに3工場 - を持つ
(MarketWatch, Feb. 13, 2012 / The Sacramento Bee, Feb. 14, 2012)