SABミラー社、トルコEfes社と提携、ロシアからトルコ・中東市場を狙う

2012年 1月26日

ビール・メーカー、SABミラー社(英国)は、トルコ、ロシア、独立国家共同体(CIS)(ソ連崩壊時に、ソビエト連邦を構成していた15ヵ国のうちの12ヵ国により構成された。現在8ヵ国)、中央アジアならびに中東地域市場に向けて戦略的協力関係を作ることを狙い、トルコの複合企業体Anadoluグループとその飲料部門Anadolu Efes(以降、Efes)社と商取引契約を結んだ。SABミラー社は、Efes社の株式24%と引き換えに、ロシアでのビール事業をEfes社へ移譲する。Efes社は、トルコ、ロシア、CIS諸国、南欧・東欧ならびに中東にて、ビール、モルトならびにソフトドリンクの生産・販売を手がける。Efes社は、トルコ、ロシア、カザフスタン、モルドヴァ、グルジア、セルビアなどにビール醸造工場16、麦芽製造所7、コカ・コーラ・ボトリング工場20を持つ。SABミラー社の持つビール・ブランドは、ピルスナー・ウルケル(チェコのビール)、ペローニ・ナストロ・アズーロ(イタリア)、グロールシュ(オランダ)、Aguilla(コロンビア)、キャッスル(南アフリカ)、スノー(中国)、Tyskie(ポーランド)、ミラー・ジェニュイン・ドラフト、ミラー・ライトを含む

(DBR, Jan. 25, 2012)

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