米国地ビール、アルミ缶への移行進む
2012年 1月 5日
米国の地ビールは、ここ数年、モルト飲料セクターの中で最速の成長を遂げているが、それと同じほどの勢いで、元来使用しているビンからアルミ缶への移行も進んでいる。2年前、缶で地ビールを販売するメーカーは、特に小規模のメーカーが多く、50社に過ぎなかったが、今日、その数は150に近づいており、しかも、それはもはや小規模メーカーだけではない。ワシントン・ポスト紙によれば、米国最大規模の地ビール・メーカー25社のうち少なくともその半数が2012年末までに缶を採用するとのこと。例えば、人気ブランド「サミュエル・アダムズ」のメーカー、ボストン・ビール社は、複数の製缶会社と、現在、同社製品用の缶開発に取り組んでいると言われている。缶への移行がますます進む背景には、従来のビンに比べ、缶は、外からの光を遮断し、酸素を浸入させにくいこと、そして、費用削減に貢献することがあると報告されている
(Convenience Store News, Dec. 29, 2011)