ティー飲料売上、米国で好調続く
2011年12月 8日
米国のティー飲料市場は過去5年間に22%増加しており、2011年ではその売上は、経済不況が続くにも関らず、前年比5.2%増、65億ドル以上を記録した。米国のティー飲料市場の好調は、アイス・ティーやRTDティーの成功の勢いで、今後も5年は続くと予想され、2014年には、8.7%増の83億ドルの売上に達すると期待される。今年のコカ・コーラ社によるオーネスト・ティー社の買収ならびにネスレー・ウォーターズ社によるスィート・リーフ・ティー社の買収は、販売流通網の拡張、さらにはティーが持つ身体に良いとされる資質等ティーの利点についてより多くの消費者へアピールすることにも寄与し、需要増に拍車をかけることは間違いない。また、「フェア・トレード(開発途上国の生産者や労働者も含め公平な条件下で行う国際貿易)」認証により注目度が集まる近年、ティー業界でのフェア・トレード認証製品は2011年に、前年比38%増と急増し、フェア・トレード認証されたティー製品は2010年に売上24%増と、その効果が証明されたため、今後ますます質の良いティーが生まれることになる。ティーの売上好調は確実にしばらくは続くと見られる
(Food Navigator-usa.com, December 6, 2011)