中国で、米国会社が飲料缶製造を積極展開
2011年10月13日
ボール社(米国コロラド州)は、1993年以来40%を所有していた中国青島のジョイント・ベンチャー飲料缶製造工場の残る株式全てを、同社が買い取ったことを発表した。その結果、ボール社は、同社が100%所有の2ピース飲料缶製造工場5工場を中国に持つことになる。現在、ボール社は、青島近郊に、2ラインを備える新工場を建設中で、完成後そこへ完全に移転し、現在の青島工場のラインを別のボール社所有の工場へ移設する。33clならびに50clサイズ缶を年間10億缶生産する能力を備える現在建設中の工場は、2011年末までに操業開始を予定。同国北東部の需要増に対応する。ボール社はまた、広東省仏山に中国最大の規模を誇るD&I飲料缶工場を持つ(弊社業界情報2011年5月12付に関連記事)。今年末には、ボール社は、中国だけで年間50億缶生産可能な能力を備えることになり、これは、中国全生産能力の27%になる。
もう一つの米国製缶会社、クラウン・ホールディングズ社(米国ペンシルバニア州)は、飲料缶製造工場を、中国杭州に開場したばかりだ。33clならびに50clサイズ2ピース缶を、年間7億缶生産する。これは同社にとり5番目となる工場で、現在3工場を建設中、さらに2工場の建設計画を最近発表した(弊社業界情報2011年8月30日付に関連記事)
(The CanMaker, October 11, 2011 / CanTech, October 6, 2011)