イラク、飲料缶製造工場建設

2011年10月 4日

イラクの飲料メーカー向けに、同国では第二番目となる、2ピース飲料缶製造工場建設が予定されている。これは、サウジアラビアに拠点を置く、中東地域有数の民営飲料メーカーAujanインダストゥリーズ社により計画されている缶製造と飲料充填を併せ持つ施設プロジェクトの一環。Aujan社は、中東で人気の高いRani果汁飲料、Vitmoコーディアル(濃縮果汁飲料)、ならびにバービキャン・アルコールフリー・ビールをこの地域向けに生産し、来年にはおよそ10億ドルの売上を達成する見込み。ラインは、1分間につき2,000~2,800缶の生産速度、操業開始は2013年を予定する。このイラク・プロジェクトは、同社によるイランでの2009年操業を開始した製缶・飲料充填工場プロジェクトに続くものとなる(弊社業界情報2011年7月26日付に、関連記事)。イラクは、一人当たりのコールド飲料消費量が高く、人口2,800万人のうち40%を14歳以下が占める。イラク初の飲料缶製造工場は、ヨルダンの飲料メーカー、ネバ社と、現地ペプシコ社ボトラー両社の投資によるもので、昨年、生産を開始した(弊社業界情報2008年2月5日付に、関連記事)

(The CanMaker, September 29, 2011)

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