レモネード飲料、米国で人気続く
2011年 9月20日
米国では、夏の飲み物としての印象が強かったレモネードはもはや、一年中楽しめる飲料となっている。現時点で、昨年に比べすでに11.3%の売上増を記録した。この人気で紅茶飲料メーカーも勢いづく。なぜなら、レモネードは、RTDティー(紅茶飲料)との組合せで使用されているからだ。紅茶とレモネードは無理のない自然な組合せではあるが、米国の主要紅茶飲料メーカー、アリゾナ社、スィート・リーフ社、ニュー・リーフ社、オーネスト・ティー社に多大な影響を与え、レモネードそのものの市場までも活気付けたのは、米国東海岸を拠点とするレモネード・メーカー、キング・ジュース社のブランド「カリプソ」の登場である。2000年からレモネード飲料を販売している同社は、過去8年の間、毎年2桁の売上増を記録しており、過去12ヶ月の間にも売上は51%増を記録、これは、メジャー・ソフトドリンク・メーカーのブランド、スナプルやトロピカーナのレモネード飲料の売上を上回る。このカリプソの記録こそが、紅茶飲料メーカーを、紅茶+レモネードの組合せに動かした。そして、最近では、紅茶飲料メーカーで名の知れるニュー・リーフ社が、レモネードそのもののブランドを立ち上げるほどに至っている。現代の消費者のナチュラルならびに健康志向が、レモネード人気をしばらく持続させそうだ
(BevNet, September 15, 2011)