コンパクトな25clサイズ缶、欧州で人気上昇
2011年 9月13日
コンパクトな缶が、ボール・パッケージング・ヨーロッパ(BPE)社により発表された。ペプシコ社のペプシ・マックス、ダイエット・ペプシならびにペプシが、新タイプの25clサイズの缶「ハンディ缶」を使用して英国で販売される初めてのブランドとなる。新しい25cl缶は、BPE社供給のスリーク缶と同じ容量ではあるが、缶径は33clサイズ缶と同じであるため、高さが低い缶となっている。マルチパックでの購入傾向が強い英国市場で、ハンディ缶は、10缶、12缶、15缶、18缶、24缶、30缶、そして36缶入りマルチパックを各種そろえ、消費者のニーズに応える。欧州市場では、1993年、33clならびに50clサイズが飲料缶売上の93%を占めていた。その後、2009年頃から、その独占状態は、33clスリーク缶も含め84%に下がり、缶サイズの種類が徐々に増え始めた。EUが、食品ならびに飲料(ワインとスピリッツは除く)の包装サイズの規制を緩めたのがこの頃だ。今回のような小さめのサイズは、欧州での健康志向、家族構成の変化、女性の要望等を反映している。時期を同じくして、ドイツでは、ミネラル・ウォーター・メーカー、Hassia Mineralquellen社が、美容飲料ビューティ・ウォーターQ10を発表。製缶会社レクサム社(英国)の協力を得て、アルミ・リシール缶を採用、こちらも25clサイズで販売される
(CanTech, September 12, 2011 / DBR, September 8, 2011)