中国にて、クラウン社さらに飲料缶製造工場2工場を建設

2011年 8月29日

世界の飲料缶市場を率いる製缶会社クラウン・ホールディングズ社(米国ペンシルバニア州)は、中国にて、新たに飲料缶製造工場2工場を建設する計画、ならびに1ラインを増設する計画、があることを先週末発表した。建設が計画される工場は、中国中央・内陸部の河南省省都の鄭州、ならびに中国沿岸・北東部の吉林省省都の長春に位置し、それぞれ年間生産能力7億2,000万缶を備える。鄭州工場は、2013年第1四半期に稼動開始予定で、河南省・山東省市場向けに33clサイズ・アルミ飲料缶を製造。長春工場は、33clサイズと50clサイズ缶を、2013年第3四半期に製造開始する。また、現在建設中の一工場、福建省Putian工場に第2ラインを増設することも決定、33clサイズ缶ならびに25clサイズ・スリム缶を、2013年第1四半期に製造開始する。同工場は、今年末に稼動開始する第1ラインと合わせて年間14億缶の生産能力を得る。クラウン・ホールディングズ社は、現在、北京、恵州、佛山、上海、杭州に工場を持ち、さらにPutian(福建省)、Heshan(広東省)ならびにZiyang(四川省)に建設中の工場がある。新たに建設される2工場を加え、同社は、2013年末には中国で10工場を操業することになる

(The CanMaker, August 26, 2011 / CanTech, August 26, 2011)

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