中国にて、コカ・コーラ社着実に市場拡張
2011年 8月 9日
コカ・コーラ社は現在、500のブランドと3,500種に及ぶ飲料製品を世界中で販売する。1978年、コカ・コーラ社は、中国で冷えた飲料を容器詰めで売ることを正式に認可された唯一の企業であった。それ以来今日まで中国市場に13億ドルを投資、そして2020年までにさらに20億ドルを投下し、その収入ならびにボトラー数を倍増させる計画だ。コカ・コーラ社にとり中国は、米国とメキシコに次ぐ3番目に大きな市場である。すでに現地の人々3万人を雇い、充填施設も40を超える。2010年第4四半期、同社売上は全体で前年同期比3%減少したにも関らず、中国に限ると6%増を記録した。2005年に中国で発表されたオレンジ果汁飲料「ミニッツ・メイド・パルピー」が、5年後には世界全体の総売上で10億ドルを達成、これは新興国市場で発表された同社ブランドとしては初となる快挙である。同ブランドは、現在、インドネシア、フィリピン、タイ、インドを含む15ヵ国以上で販売されている。2010年末時点の中国市場内は、コカ・コーラ社が17%シェアを維持、Tingyiホールディング社(中国・天津)が13%、Wahaha社(杭州)が7%、そしてペプシコ社が6%とつづく。コカ・コーラ社は、中国では広告に特に注力しており、旧正月など中国の伝統的祝祭での大々的広告機会を逃さない。コカ・コーラ社は、北京オリンピックならびに上海万博両者の公式スポンサーをつとめた初の外資系企業でもある
(China Daily, August 5, 2011)