欧州でのエネルギー飲料ならびにアイスティー飲料需要増で、レクサム社、今年前期好調
2011年 8月 4日
欧州最大の飲料缶製造会社レクサム社(英国)は、今年前半、家庭での飲料消費傾向が顕著な欧州消費者によるエネルギー飲料とアイスティー飲料需要増に支えられ、予想を上回る前年同期比19%増の利益を報告した。欧州では特にエネルギー飲料用の特殊缶の需要が大きく、缶出荷量が増えた。一方で、米国での標準型缶が、供給契約の解消、さらには米国ソフトドリンク全体の売上減少により、需要を落とした。レクサム社では、現在、新興諸国での売上が同社全売上の32%を占めるに至り、今後、これらの市場からの需要増が大きく期待されている。ブラジル市場ですでに約60%のシェアを占める同社は、2012年後期に製缶工場を開場予定、また、インドでも製缶ラインに投資している。また、急速な成長が期待されるロシアならびにフィンランドでも新たな投資を計画していると言われる
(Reuters, August 3, 2011)