乳製品、アジア地域で容器での販売率上昇とともに売上も増加
2011年 7月12日
テトラ・パック社による世界の乳製品業界に関する最新調査報告は、牛乳ならびに他の液状乳製品(OLDP)(ヨーグルト飲料、乳酸飲料、コンデンス・ミルク、乳幼児用ミルク等)の世界的消費量が、2010年から2020年までに30%増加すると予測する。この増加は、主に、アジア地域の経済成長、都市化ならびにその地域における中産階級による購買力上昇により促される。この液状乳製品(LDP)ブームは、経済力の西から東への移行を示すものでもある。特記すべきは、世界最大の牛乳消費国であるインドの人口増加、そして、中国の牛乳ならびにOLDPへの高まる人気により、2020年末までには、この両国が、世界のLDP総消費量の1/3以上を占めると予想されることだ。また、これら両国を含むアジア地域の新興諸国の経済成長が、特定の容器に入れない従来の牛乳販売方法から、容器に入れて売る方法への移行を促進している。昨年、同地域の開発途上にある国々で消費された牛乳の51%が特定の容器のない状態で購入されたものであったが、2014年には容器に充填された牛乳の割合が55%となり、その数値は、2020年までには70%に近づく、と期待されている
(FoodBev.com, July 11, 2011)