7月4日に米国で必ず飲まれるビール・ブランド

2011年 7月 4日

米国消費者のブランドへの忠誠心(loyalty)を調査するあるコンサルティング会社は、数多くのイベントで毎年盛り上がる米国民の祝日、7月4日独立記念日を目前にし、米国民皆が共有するこの祝日にこそ、恒例化されているに違いない食事の場で、消費者の商品に対する忠誠心が発揮されると見て、ブランド忠誠心に関わる調査を行なった。飲料ではこの祝日にビールが必需品と答える消費者は多数いるが、ここ数ヶ月で、ワインならびにアルコール度数の高い蒸留酒いわゆるスピリッツの人気が高まっている。バドワイザーのように米国民に長い間親しまれてきた「古い」ビールの人気にかげりが見え始め、もっと安価なビールにくら替えするか、逆に、より高級な地ビールへ変える傾向が顕著だ。同社による米国消費者間でのビール忠誠心ランキングは以下の通り:
1.クァーズ ならびに サミュエル・アダムズ
2.シエラ・ネヴァダ
3.#9 (マジック・ハット)
4.ギネス
5.コロナ
6.ハイネケン
7.アムステル
8.ミケロブ
9.ミラー
10.バドワイザー
1位のサミュエル・アダムズを先頭に、2位、3位となったブランドからもわかるように、消費者は地ビールに忠誠心が厚いようだ

(Progressive Grocer, June 30, 2011)

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