たばこ用包装で、オーストラリア政府が簡素化を推進

2011年 6月28日

オーストラリア政府が最近発表したたばこ用包装の簡素化推進計画に対し、たばこメーカー大手、フィリップ・モリス社は反対の意向を明らかにしている。オーストラリア政府は、2012年7月までに、たばこ製品全てに対し、包装に示されるロゴやブランド化を禁止し、それに代わりオリーブ・ブラウン色の目立たない包装を使用する計画を提示している。これに対し、フィリップ・モリス・アジア社(香港)は、オーストラリアと香港間で取り決められている投資協定に違反するとして法的措置を取る旨をオーストラリア政府に伝えたと言う。このような包装の簡素化は、フィリップ・モリス社の人気ブランド、マールボロやアルパインのイメージを損ない、他のブランドとの競争力を大いに削減するものと同社は危惧する。しかしながら、オーストラリア政府は断固としてこの計画を実現する構え。同様の法案を検討していると言われる英国、ニュージーランドならびにカナダは、この一部始終を見守る模様

(packagingnews.co.uk, June 27, 2011)

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