中国CPMC社、飲料缶売上増
2011年 6月21日
中国に21工場を有する、食品・飲料・パーソナルケア等の缶ならびにプラスチック容器を製造する、製缶会社としては同国最大のCPMC社(中国せっ江省杭州)(中国食品貿易会社最大手COFCO社の傘下)の初のアルミ飲料缶製造工場2工場が、2010年後半の操業開始以来順調に生産を進め、同社の2010年度11.4%売上増に寄与したことを、同社は発表した。CPMC社の飲料缶事業のほとんどが、中国で急成長する薬草茶ブランド、王老吉(Wang Lao Ji / Wang Lo Kat)をライセンス契約で販売するJDBグループ向けであるが、そのJDBグループが従来の3ピース缶から2ピース・アルミ缶への移行を進めている。CPMC社の湖北省武漢工場2ラインは、年間合計15億缶を生産し、さらにこの生産能力を倍増させるラインが天津ならびに四川省成都にて現在建設中、2011年末に本格的な稼動を開始予定。そしてさらに、中国南部に飲料缶製造ラインを増設する計画があることをCPMC社は明らかにしている。また、同社は、CPMC社の中核事業に成長させるべく、プラスチック容器事業の拡張も図る
(The CanMaker, June 16, 2011)