中国にて、ボール社が飲料缶生産能力増強

2011年 5月12日

伸び続ける中国でのビール缶需要に応えるため、ボール社は、チンタオに持つ製缶ジョイント・ベンチャーの規模をさらに拡張している。2011年12月に既存工場に代わり操業開始する同社のチンタオ新工場では、2ピース・アルミ飲料缶ライン2ラインを設置する。詳細が明らかにされていないものの、年間生産能力は10億缶を軽く超えるものと見られる。ボール社によれば、中国での売上は、今年度第1四半期には15%以上増加し、同社は中国国内での生産が追いつかず、現在、飲料缶を中国へ輸入しているとのこと。中国は、世界最大のビール市場でありながら、缶が占める割合はまだ5%に過ぎず、同社は、近い将来の缶需要増は必至と見て、更なる拡張計画の可能性を示唆する。昨年、ボール社が100%取得した中国Jianlibao Group(GJG)のSanshui工場(広東省)(弊社業界情報2009年11月10日付に関連記事)は、今では生産ライン3ラインを持つ中国最大の2ピース飲料缶製造工場で、ボール社は、中国ではその他、北京市、湖北省ならびに広東省Shenzenにも工場を所有する

(The CanMaker, May 10, 2011)

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