ビール缶、クァーズ・ライト、飲み頃を知らせるインジケーターを2段階に
2011年 5月 9日
ビール・メーカー、ミラークァーズ社の人気ブランド「クァーズ・ライト」は、ビール缶上にサーモクロミック・インキで描かれたロッキー山脈の色が、飲み頃の温度まで下がると、青色に変化するインジケーターを特長として売上を伸ばしている。ここに来て多く聞かれるようになった消費者の声が、缶を冷蔵庫で冷やしている時、あとどれほどの時間で色が変わるのか全く予想できないのがもどかしいというもの。そこで、製缶会社ボール社(米国コロラド州)の協力を得て開発したのが「2段階インジケーター・アクティベーション」。これまで缶上に1本しかなかったインジケーター・バーを2本に増やした。まず1本目のインジケーター・バーが、ビール温度が摂氏8度まで下がると、青色に変わる。そして摂氏6度になると2本目のバーが青色になる。これにより、消費者は、1本目の変化で、最適な冷え具合「スーパー・コールド」が近づいていることがわかるというものだ。春の発表に合わせ、クァーズ・ライトを「スーパー・コールド」の状態にして消費者に販売する、特定の規準を満たす米国の小売店およそ3,500店が「スーパー・コールド認定」され、その旨がわかるネオン・サインを店に掲げる。ボール社は、インキ・メーカーCTI社(米国コロラド州)により開発されたこの追加インキのために、同社製缶工場の既存印刷機に新たなる印刷ユニットを加えた
(The CanMaker, May 9, 2011 / Packaging Digest, May 3, 2011)