ロシア、ビール用プラスチック・ボトル使用禁止の可能性
2011年 4月21日
ロシアのビール・メーカーは、ビールのほぼ50%近くを、プラスチック製ボトルで販売する。ロシア連邦議会で下院にあたる国家院で進行する前に政府に提出された新法案は、2013年1月1日よりPETプラスチック製ボトルの販売を禁止する内容のものだ。この規制について、ロシアはカザフスタンと歩調を合わせることになる。現在、両国は、ベラルーシを加えて三国関税同盟を形成している。ロシアにおけるビール・メーカーの大部分が、アンハイザー・ブッシュ・インベヴ社(ベルギー)やカールスバーグ社(デンマーク)ら外資により所有されており、大型プラスチック製ボトルのビール販促を進めてきた。レクサム社(英国)の地元部門により製造されるアルミ缶がわずかにシェアを占めるほどだ。この新法案は、また、高アルコール度のビールやビールの夜間販売も制限する。レクサム社は、これを受けて、禁止される可能性のあるプラスチック製ボトルの埋め合わせに、2013年までにアルミ缶生産能力増強を検討するとコメントした
(Reuters, April 21, 2011)