ケニヤ、ソフトドリンク・メーカーを魅了

2011年 4月14日

世界の著名ソフトドリンク・メーカーの投資先は、今、アフリカへ向っている。コカ・コーラ社は、昨年9月、アフリカを今後10年間のストーリーの主役だとコメントし、過去10年間に60億ドルを投資し、今後10年間、さらに120億ドル投資することを明らかにした。アフリカは、同社の世界全体売上の6~7%に貢献する。アフリカの中でも最も注目されているのが、ここ数年、安定した経済成長率、政府による教育水準引上げ努力、ならびにインフラ整備、を実施しているケニヤであり、ここを舞台とするソフトドリンク・メーカー間の競争は激しさを増している。コカ・コーラ社は、コーラやファンタを投入、現時点でケニヤ炭酸飲料市場第1位のシェアを誇る。SABミラー社は、アフリカ大陸20ヵ国にてコカ・コーラ社向け飲料を充填しているが、自らのソフトドリンク事業も設立し、現在アフリカ15ヵ国にて操業している。すでにガーナ、ナイジェリア、エチオピア、ウガンダでウォーター・メーカーも買収しているSABミラー社は、この3月には、ケニヤの地元ウォーター・ボトリング事業を買収。ソフトドリンク事業は、SABミラー社のアフリカ市場売上全体の36%を占める。また、ペプシコ社は、ケニヤに、2012年完成予定の充填工場建設計画があると言われている

(Reuters, April 12, 2011 / just-drinks.com, April 8, 2011)

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