ブラジルへ、今度はキャン・パック社、レクサム社が投資

2011年 4月11日

急速に成長を続けるブラジル飲料缶市場で、この1週間内に新たなる二件の投資計画が発表された。まずは、昨日月曜日に発表されたレクサム社(英国)の飲料缶製造工場建設計画だ。12億缶の年間生産能力を持つ工場は、2012年中期に操業開始予定。ブラジルでのレクサム社の2012年末までの生産能力は今の約110億缶から140億缶へ増加すると見込まれる。新工場は、最近クラウン・ホールディングズ社が同社にとり第5番目(飲料缶蓋工場を含む)となる工場の敷地として選んだ場所(弊社業界情報2011年2月15日付に関連記事)と同じアマゾン川河口に位置するブラジル北部Para州ベレン。この地を含む同国北部・北東部は、ブラジル人口の3分の1が集まる地だ。そして先週には、キャン・パック社(ポーランド拠点、親会社は米国のF&Pホールディングズ社)が、ブラジルで同社にとり初の飲料缶製造工場建設をマナウスに計画していることを発表。マナウスでは、レクサム社ならびにクラウン社両社が缶蓋製造工場をすでに操業している。今年2月にはボール社(米国)がブラジル北東部に同社4番目となる製造工場建設を発表した(弊社業界情報2011年2月15日付に関連記事)

(The CanMaker, April 7 & 11, 2011)

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