炭酸飲料、米国で復活の兆し

2011年 3月24日

米国の炭酸ソフトドリンク(CSD)の売上下降は、以前よりも弱まってきた模様と、業界情報サービス会社、ベヴァレジ・ダイジェスト社は報告する。コカ・コーラ社の2010年度出荷量は前年度比0.5%下げたものの、それ以前の年度の2.1%落込みに比べ2010年では緩やかだ。そして同社は、米国市場シェアを42%まで増やした。一方、ライバルのペプシコ社は29.3%に下げた。Dr.ペッパー・スナプル社は市場シェアを16.7%まで上げた。出荷量前年度比増加率が最も高かったのはレッド・ブル社の13%増ならびにロック・スター社の19%増。いずれも米国で大人気のエナジー・ドリンクのメーカーだ。ブランド別で1位を誇るのは以前としてレギュラー・コカ・コーラ(米国シェア17%)。これまで2位であったレギュラー・ペプシを抜いたのがダイエット・コーク(同9.9%)。以下、レギュラー・ペプシ(9.5%)、Dr.ペッパー(6.3%)、スプライト(5.6%)、ダイエット・ペプシ(5.3%)、ダイエット・マウンテン・デュー(2.0%)、ダイエットDr.ペッパー(1.9%)そしてファンタ(1.8%)

(The CanMaker, March 21, 2011)

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