ロシアにて、ペプシコ社が買収通じ同国最大の飲料メーカーへ
2010年12月 6日
ペプシコ社(米国)は、ロシアの乳製品・果汁飲料メーカーWimm-Bill-Dann社の株3分の2を38億ドルで取得することに合意し、これが正式に承認されれば、ペプシコ社はロシア最大の食品・飲料メーカーとなる。ペプシコ社は、この買収を通じ、特に乳製品分野の強い基盤を得る。Wimm-Bill-Dann社は、モスクワとニューヨークの株式市場に上場し、ロシア、ウクライナならびにセントラル・アジア地域に38工場を所有する。1974年、当時のソ連に、西欧の消費ブランドを初めて紹介したのはペプシコ社だった。それ以来、ペプシ、リプトン、チートス(スナック菓子)を含む数多くの同社製飲料・スナックを販売している。同社は、現在、その売上の40%を北米市場以外から稼ぐ。低迷を続ける米国市場を背景に、成長めざましい新興諸国での米国企業による買収は、今年だけで、このペプシコ社による買収も含め238億ドルに達し、これは昨年2009年1年間と比較しほぼ倍増となると、トーマス・ロイター紙2010年12月2日付は伝える
(The New York Times, December 2, 2010 / trib.com, December 5, 2010)