ワイン用PETボトル、ボージョレ・ヌーボーで需要倍増、しかし来年は?

2010年11月25日

欧州のPET容器団体、APPE(欧州PETプリフォームならびにシングル&2ステージ・コンテイナーズ製造者協会)は、今年のボージョレ・ヌーボーのためのPETボトル供給量が前年比倍増したと報告した。ワイン用PETボトルは、輸送費削減、割れないそして軽量であるという利便性、ならびに環境負担軽減の点でワインの容器として有益であることを、フランスのワイン・メーカーならびに消費者も認めつつあると、需要増の理由を説明している。しかし一方で、フランスの民間生産者団体、ボージョレ・ワイン委員会(UIVB)は、ボージョレの名を使用するワイン全ては、瓶で販売されることを条件とする規制を、来年6月フランス政府系機関に要求することを、ボージョレ解禁日の11月18日東京の記者会見で発表した。ボージョレ産ワインの品質とイメージを維持することが目的とのこと。日本では、輸送費の安いPETボトルを容器とするボージョレ・ヌーボーは、今年、円高も手伝い、通常のビン詰めボージョレよりも安く販売され、販売店間での価格競争を激化させた

(DBR,, November 24, 2010 / The Mainichi Daily News, November 18, 2010)

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