様々な色に変化する缶
2010年11月18日
温度の変化に応じて、ひとつの色から別の色に変化する飲料缶が、ボール・パッケージング・ヨーロッパ(BPE)社により供給されている。それまでは、可能な色変化は、クァーズ・ライト缶でビールが最適に冷えたことを示す、白から青の変化だけであった。その後、商品化可能なサーモクロミック・インキ技術は、色の指定ができるほどのレベルに進んでいる。BPE社は、温度変化に伴って、例えば青から紫色へ、あるいは黄色から緑色へ、とカメレオンのごとく変化させることが可能だという。色を変化させる温度も多様だ。インキ配合を調整することにより、インキは摂氏4度、7度、9度あるいは11度でその色を変えるため、消費者は、好みの飲み頃の温度で色変化を楽しむことも可能だ。これは新たなマーケティングの機会を創出する。見た目のインパクトが重要なエネルギー飲料部門では特に需要が高いと期待される。このインキは、スチール缶、アルミ缶いずれにも使用可能で、パステル調の色に最も適しているとのこと
(The CanMaker, November 17, 2010)