ブラジル、飲料缶売上好調続く
2010年 9月13日
ブラジルの今年前半期のアルミ飲料缶売上は前年同期比21.8%増となった。南アフリカにてFIFAワールド・カップが開催された今年6月には、売上は30%増となった。このイベントに向けて、ビール・メーカー大手各社が缶に特別ラベルを付け販売を促進させた、が、ブラジル・チームが負けたためそれ以上には売上は伸びなかった。今年前半期、47.3clサイズ缶が売上を前年同期比84.5%伸ばし、同国で販売された飲料缶の10%を占めるに至り、また、25clスクワット缶売上は34.5%増となった。ブラジルのアルミ飲料缶メーカー、レクサム社、クラウン社ならびにラタパック・ボール社は、今年と翌年2011年に生産能力増強のためおよそ4億3,000万ドルの投資を計画しており、2011年初頭には、同国のアルミ飲料缶生産能力は総計240億缶に達すると見られる。これは2009年の168億缶からの43%増となる。1995年に創設されたボール社(米国)とラタパック社(ブラジル)とのジョイント・ベンチャー、ラタパック・ボール社については、ボール社が先週、株保有率を60%まで増やし、ラタパック・ボール社の経営権を今後握ることとなる
(The CanMaker, Sept.,13, 2010 / just-drinks.com, Sept.,10, 2010)