特殊缶の需要増で、レクサム社業績向上

2010年 7月29日

レクサム社(英国)の2010年前半期の業績が発表された。ドル安・ユーロ安の影響で売上そのものは前年同期より伸びなかったものの、税引き前利益は、前年同期比47%増となった。同社飲料缶部門では、標準型缶の出荷量は減少したものの、特殊缶需要の大きな回復がこの期の飲料缶全体の出荷量を押し上げた。同社特殊缶の出荷量だけを見ると、前年同期比10%増。地域別では、エネルギー飲料が好調の欧州(ロシアを除く)で22%増、ビールとアイスティーの需要(24ozサイズ缶を含む)が高い北米で22%増、やはりエネルギー飲料急成長の南米で39%増。この期、特殊缶が大幅に増加したのは、昨年、消費者が特殊缶を含むプレミア缶購入を避けたことと、メーカーによる新製品発売が非常に少なかったために、昨年の落込みそのものが大きかったことにある

(The CanMaker, Reuters & ProductionDaily.com, July 28, 2010)

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