コカ・コーラ社、今年第2四半期業績結果-地域別
2010年 7月22日
コカ・コーラ社は、今年第2四半期の出荷量結果を発表、以下は地域別で増加が見られた市場:
ユーロアジア市場:インド22%増、トルコ好調。欧州市場:フランス、スペイン、ポルトガル、ドイツが好調。中南米市場:ブラジル13%増、メキシコ5%増。アジア市場:フィリピン好調、中国6%増、特にミニッツ・メイド・パルピー22%増。
パキスタン:過去、ペプシコ社がパキスタンの人気クリケット・チームのスポンサーとなり、瞬く間に同国中にペプシの人気が広まった経緯があり、コカ・コーラ社は、そのようなペプシコ社独占の市場から少しでも若者を引き付けるため、同国で非常に人気の高い音楽番組「コーク・スタジオ」を後援している。パキスタンは、コカ・コーラ社にとり最も成長の早い市場15ヵ国のうちの1ヵ国に数えられる。現在、同国の炭酸飲料市場に占めるペプシ製品、コカ・コーラ製品の割合はそれぞれ65%、30%。10年前にはペプシ製品が80%を占めていた。
メキシコ:コカ・コーラ製品の一人当たり年間消費量が最も多いのはメキシコで、2009年は665本。
中東諸国:コカ・コーラ社によるイスラエルへの投資が原因で、70年代、80年代に続いたアラブ諸国によるコカ・コーラ製品ボイコットが尾を引き、いまだにペプシ製品のシェアはコカ・コーラ社を上回る
(The Associated Press, July 21, 2010 / The Wall Street Journal, July 20, 2010)