2010年 6月24日

米国におけるビールに関する調査が、最近、米国の複数の会社により実施され、その結果が報告された:1) 飲む人:米国人成人のうち54%がビールを飲む。21~34歳の男性では74%が、女性では49%がビールを飲む。55歳以上になると、その数は、男性では62%、女性では30%まで減少する。2) 州別:一人当たりビールを最も飲む傾向にあるのは、3年連続で今年もモンタナ州住民。モンタナ州住民一人当たりのビール年間消費量は、ニューヨーク州住民のほぼ2倍。第2位はニューハンプシャー州、第3位ノースダコタ州、第4位ネヴァダ州、第5位サウス・ダコタ州。ユタ州(モルモン教徒の人口多い)は、アルコール消費量については、過去7年間、常に最下位。ビール総消費量ならびにビール醸造会社数ともに米国最大なのはカルフォルニア州。3) ブランド:バド・ライト(アンハイザー・ブッシュ・インベヴ社)が19.3%のシェアで、第1位の座を譲らず。これは、ハイネケン、コロナ・エクストラ、ブッシュそしてキーストーン・ライトを合わせたシェアの倍。過去3年間、シェアに劇的変化はみられないもののの、第2位を維持しているバドワイザー(アンハイザー・ブッシュ・インベヴ社)は、10.8%から9.3%へと徐々に数値を落としている。4) 経済:米国ビール業界は、米国経済の主要要素である。ビール工場から物流・小売店、ビール原料を作る農業を含めると、およそ200万人の米国人の職がビール・サプライチェーンに依存している。5) まとめ:米国は、中国には越されたものの、ドイツ、ロシア、ブラジルをはるかに上回る最大規模のビール生産国であり、ビジネス機会を米国国民に提供し、また、豊富な税収を米国政府にもたらす経済セクターである

(SFGate, June 23, 2010)

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