ベトナムにて、サベコ社飲料缶製造工場を増強

2010年 5月25日

ベトナムを代表する飲料グループ、サベコ社(Saigon Beer Alcohol and Beverage Corporation)は、輸出増加のために同社が新設した飲料充填ライン2ラインからの需要に応えるため、昨年開場した飲料缶製造工場の能力増強を図る(弊社業界情報2009年6月30日付に関連記事)。CCHエンジニアリング社(英国)により建設された、ベトナム中部Nghe An省にあるこの工場が備える現在4億5000万缶の年間生産能力を持つD&I缶生産ライン1ラインの稼動速度を、1分間1,800缶にアップグレードし、生産能力を7億5000万缶に増強する。一方、ベトナム最大の製缶会社クラウン・アジア・パシフィック社(ベトナム、ホーチミン・シティ)もまた、インターフード社と70/30の割合で過半数の株を有す工場での生産能力を2倍に増強中であり、完成すると12億缶の生産能力となる。クラウン・アジア・パシフィック社は、サベコ社とも、製缶工場のジョイント・ベンチャーを持つ。

(The CanMaker, 2010 May 21)

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