ペプシコ社、中国への追加投資を発表
2010年 5月24日
現在開催中の上海万博の米国パビリオンを後援するペプシコ社(米国)は、今後3年の間に、中国に新たに25億ドル投資することを明らかにした。これは、2008年に同社が発表した中国への10億ドル投資に続くものだ(弊社業界情報2009年6月29日付に関連記事)。ペプシコ社がすでに持つ食品・飲料工場27工場は中国東海岸に集中するが、同社は、この投資を通じ、福建省、甘粛省、河南省、雲南省を含む主に中国内陸部ならびに西部に、10~12工場を建設する。これに加え、中国ではすでに大規模なじゃがいも栽培者でもあるペプシコ社は、じゃがいもと麦栽培のための農場の創設、そして研究・開発センターの創設も計画し、中国あるいはアジア市場固有のブランド確立を狙う。今年第1四半期には、インドならびに中国それぞれの市場にて、スナック菓子と飲料で2桁の売上増を記録した。一方、ペプシコ社のライバル、コカ・コーラ社は、昨年、同国に20億ドルの投資をすることを発表している(弊社業界情報2009年3月9日付に関連記事)
(IndustryWeek / The Associated Press / Forbes, 2010 May 21)