米国ソフトドリンク状況
2010年 5月20日
ベヴァレジ・マーケティング社(米国)の報告によると、米国での2009年ソフトドリンク出荷量は、前年比3.1%減で、2年連続の減少となった。その状況下で伸び続けるのは、RTD紅茶とエネルギー飲料。低迷が続くボトルド・ウォーターでは、ピュア・ライフ(ネスレー社)のみ2009年に売上を伸ばした。しかし、米国ソフトドリンク市場で最大のシェアを占めるのは、2009年も、炭酸飲料であることに変わりはなかった。主要炭酸飲料ブランドの落込みが続く中、ドクター・ペッパー(DPSG社)、コーク・ゼロ(コカ・コーラ社)、ダイエット・マウンテン・デュー(ペプシコ社)は前年よりも出荷量を伸ばした。コカ・コーラ社が依然として42%のシェアを占める米国最大のソフトドリンク・メーカーであり、ペプシコ社(30%)、DPSG(ドクター・ペッパー・スナプル・グループ)(16%)が続く。以下は、2009年米国ソフトドリンクの商品別出荷量上位5品(()内数値は国内シェア):1位コカ・コーラ社「COKE」(15.3%)、2位ペプシコ社「ペプシ」(8.8%)、3位ペプシコ社「マウンテン・デュー」(4.6%)、4位DPSG社「ドクター・ペッパー」(4.1%)、5位ペプシコ社「ゲータレード」(3.1%)
(The CanMaker, 2010 May Issue )