家で飲むためのビール市場、モルソン・クァーズ社開拓

2010年 5月18日

ビール・メーカー、モルソン・クァーズ英国社は、近年の消費者が家で飲む傾向に応えて、家庭の冷蔵庫にちょうど納まる10パイント・サイズのケグを採用するドラフト・ビールを発表した。この「ホーム・ドラフト・システム」には、同社のビールブランド、カーリング、クァーズライトそしてグロルシュをそろえ、FIFAワールド・カップの時期に合わせ来月より、英国のスーパーマーケット、セインズベリーズやモリソンズを含む限定された小売店で販売開始する。英国ではここ数年、消費者のパブやバー離れが顕著となっており、メーカーにとってはプレッシャーとなる低価格製品販売のスーパーマーケットに消費者は移行している。新容器採用の狙いは、家で飲むためのビールの市場を活性化し、また、この市場向けに付加価値のある製品を送り込むこと。モルソン・クァーズ英国社は、このケグ開発に18ヶ月をかけ、ケグ専用の新ラインを建設。新ケグはすでに米国と英国にて試験済み。容器軽量化により環境にも配慮。容器は100%リサイクル可能、キャップはCO2カートリッジを使用し鮮度を維持し、開封後も30日間冷蔵庫で保存可能とのこと

(packagingnews.co.uk, 2010 May 17 /just-drinks.com, 2010 May 13 )

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