デジタル印刷ビール缶、オン・デマンドで製造

2010年 4月20日

ある企業の記念式典のために、3,000缶のビール缶が、ボール・パッケージング・ヨーロッパ(BPE)社によるデジタル印刷技術で初めて受注・製造された。BPE社とトーンジェット社(英国)共同で開発されたオン・デマンドによるデジタル印刷缶を、このように少量でも経済的に作ることを可能にしたのは、紙印刷業界では広く採用されている技術で、印刷工程からプレートの必要性を省いたため。これを機に、数多くの問合せが届いているという。BPE社のこの技術により、製缶会社は、数千缶といった少量を、それぞれ異なるデザインででも、高品質印刷で製造することが可能となる。現在、標準サイズである33clサイズのアルミ缶を印刷するが、同径の50clサイズ缶にも将来対応可能にする。これと似た開発は、4月末に米国ラスベガスにて開催されるCANNEX展示会にてINX社により展示される

(The CanMaker, 2010 April 15)

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