サーモクロミック・インキ、缶への利用増える

2010年 4月12日

最近の飲料缶デザインに見られる特長のひとつは、温度変化により色が変化するサーモクロミック・インキの採用だ。飲み頃の温度まで冷えると缶上の絵柄の色が変わることで、他社との差別化を図る。ビール・メーカー、カールスバーグ(デンマーク)社は、同社のソマーズビー・アップルサイダー用の33clサイズ・アルミ缶に、5月~8月までの期間に採用する。この缶を供給するのはレクサム社(英国)。一方、モルソンクァーズ社は、今年2月より、英国市場向けのクァーズ・ライト・ビール用缶にサーモクロミック・インキを使用している。同社は、これまでに複数の同社ブランドにこのインキを使用しているが、今回同社の初めての試みとなるのは、サーモクロミック・インキ使用範囲が従来よりも大きくなる点だ。缶上に描かれるロッキー山脈の絵全体が適温になると白から青に変わる。300ml と500mlサイズ缶で使用されている。ボール・パッケージング欧州社が缶を供給

(packagingnews.co.uk, 2010 April 12 & February 17)

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