英国、欧州飲料缶市場率いる
2010年 3月16日
欧州で最大の飲料缶市場である英国は、昨年、前年比2.9%増、87億8,000万缶の出荷量を記録した。英国でのこの伸びは、12.3%増加したソフト・ドリンク缶の増加に伴うもの。それとは対照的に、ビール缶の出荷量は20%減少した。欧州のその他地域の飲料缶市場は、前年比2.4%減を経験したものの、今の経済状況から考えれば比較的安定している。減少の主因は、独立国家共同体CIS(旧ソ連の国家で形成されるロシアを始めとする緩やかな国家連合体)における国民の所得激減による10億缶(約17.5%)消費の減少と言われている。英国をトップに、スペイン、ベネルクス三国ならびにCIS合わせて、欧州飲料缶市場の50%を占める。昨年は、ソフト・ドリンク増加は英国ならびにフランスで促された一方、スカンジナビア諸国がビール市場をひっぱった
(The CanMaker, 2010 Mar.,10 / cantechonline, 2010 Mar., 12)