ブラジル、飲料缶需要引き続き増加
2010年 3月15日
ブラジルにおける2009年飲料缶需要は、1日4千万缶以上、年間148億缶で、前年比11.7%増を記録した。これは、国民の平均所得の増加、平年よりも暖かい天候、そして飲酒運転禁止法の強化、の影響が大きい。ブラジルの飲料缶需要は、過去4年間で平均年間10%以上の伸びを見せ、2009年、同国の飲料缶生産能力は、製缶会社による20%増強で、168億缶に達した。同国は、2008年6月より、道路わき店舗でアルコール飲料販売を禁止する法を施行、その結果、スーパーマーケットで、飲料缶全体の70%以上が販売されるようになり、缶ビール販売も増加した。ブラジルのビール分野で缶が占める割合は、2008年の31.5%から昨年34%に上昇。ブラジルでは、他の飲料についても、容器として缶を選ぶ傾向が強くなっていると言われている
(The CanMaker, 2010 Mar.,11)