ペプシコ社、ボトラー2社買収完了
2010年 3月 1日
先週金曜日、ペプシコ社(米国)は、同社の二大ボトラー、ペプシ・ボトリング・グループならびにペプシアメリカズ社の買収手続きを完了した(弊社業界情報2009年8月11日に関連情報)。ボトラー買収により、ペプシコ社は、より多くの新製品を、より速く売場に届けることが可能となるため、炭酸飲料から果汁飲料・紅茶への嗜好の変化や購入数そのものの減少といった最近の消費者動向に対し、柔軟な対応を目指す。また、製品配送で他社を使わなくなるため、2012年までにおよそ4億ドルの節約を見込む。先週木曜日にボトラー買収の意図を明らかにしたコカ・コーラ社も同様の戦略を描く。業界アナリストは、飲料製品配送を完全に変えるには、米国で販売される飲料の90%を管理下に置く必要があるため、今後も、両社によるボトラー買収は続くと見る。もしそうであるならば、今後は、その90%を目指しての両社の競争となる。それに到達するには、コカ・コーラ社は、さらに5社のボトラーを、一方のペプシコ社は、10以上のボトラーを、それぞれ買収する必要があると言われる
(StarTribune.com, 2010 Feb., 26)