インドHindalco社、ノヴェリス社技術で飲料缶製造開始

2010年 2月 2日

インド最大のアルミニウム製造会社であるアーディティヤ・ビルラー・グループの子会社、Hindalco社は、コカ・コーラ社ならびにペプシコ社向けの飲料缶製造を計画する。同社は、ノヴェリス社の英国ロジャーストーンにあるすでに閉鎖された工場の解体を開始し、そこで使用された主要製缶機器をインドHirakudにあるHindalco社工場へ出荷、飲料缶製造のための工場拡張を図る。完成は来年10月。Hindalco社は、ノヴェリス社の工場と技術を利用して、缶胴ストックをインドにて初めて作ることとなる。Hindalco社は、2007年にアルミ圧延・リサイクルの世界的リーダー、ノヴェリス社(カナダ)を60億ドルで買収。昨年3月にロジャーストーン工場を閉場。今回のロジャーストーン工場のインドへの移転で、飲料缶生産のコスト効率向上を目指す。この移転により少なくとも20~30%経費削減を実現する見込みだが、最終製品を再び欧州・米国へ輸送する点でコストがかかる。ノヴェリス社は、出荷する製品の45%を飲料缶で占め、また世界のアルミ圧延品の19%を生産、欧州・南米ならびにアジア各地域で最大の生産会社である。また、アルミ飲料缶再資源化事業でも世界を率いる

(Business Standard, 2010 Feb., 2)

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