エキサル社、アルミ・ボトル製造工場建設で更なる拡張狙う
2009年12月 7日
これは、エキサル(Exal)社による世界各地域への工場拡張計画の第1番目となる工場で、米国オハイオ州ヤングスタウンに2010年4月より建設開始、18ヵ月後、2011年に完成予定。この工場では、C2C(Coil to Can)工程での製造による軽量アルミ・ボトルが製造され、最初は2ラインで年間生産量10億缶、最終的には35億缶を目指す。今年10月初旬に、コカ・コーラ社は、来年2月開催のバンクーバー冬季オリンピック販促用コカ・コーラ・ゼロのラベルを印刷したコントゥアー・ボトル(25clサイズ)をこの軽量アルミ・ボトルでエキサル社に発注していた。エキサル社の新工場完成で、コカ・コーラ社によるアルミ・ボトル使用拡張も現実的となる。最新のC2Cアルミ・ボトル重量は23gで、これまでエキサル社が供給し、2006年以来コカ・コーラ社も米国・欧州にて販促用にクラブ等で採用していた押し出し加工によるアルミ・ボトル38gに比べ、ほぼ半分の重量。アルミ・ボトル製造高速化は、フラティニ社C3000ロータリー・ネッカー(速度1500本/分)使用で達成予定、印刷は、エキサル社・ボキサル社(フランス、エキサル社傘下)製デコレーターでデジタルと従来の印刷方法両方を使用予定。レースライン社(米国ミズーリ州)が新工場におけるエンジニアリングを担当。なお、レクサム社(英国)は、このC2Cと似た工程を使うフュージョン・アルミ・ボトル製造工場を、現在チェコに建設中(弊社業界情報2009年9月14日に関連記事)
(TheCanMaker, 2009 Dec.,4)