エネルギー飲料、アジア地域を除き売上増続く
2009年10月22日
世界全体のエネルギー飲料売上は、過去5年間で倍増したと、食品・飲料コンサルタント会社ゼニス社が今月報告した。2008年度の世界全体の売上量に占める各国の割合は、米国が37%で1位、アジア・太平洋地域(30%)、西欧(15%)がそれに続く。東欧での売上もここ2,3年上昇傾向にある。2008年度に限れば、アジア・太平洋地域のみ売上が減少したが、これは経済不況のあおりで、特にタイにて、エネルギー飲料の最大の消費者グループであるトラック運転手の失業増が影響し、41%減となったため。2008年度エネルギー飲料の個人消費量は米国が一人当たりの平均消費量が最も多く、次にタイ、インドネシア、中国、英国が続く。調査会社ミンテル社による報告では、昨年の世界的経済不況までは著しい成長を遂げていたスムージー(果物・野菜を使ったシャーベット状飲料)の場合とは異なり、エネルギー飲料はその後も成長を続けており、贅沢品ではなくそれだけの価値のある製品と消費者が判断したためと同社は分析する
(just-drinks.com, 2009 Oct., 13 & Sept., 30)