ペプシコ社とアンハイザー・ブッシュ・インベヴ社が、備品購入で連携

2009年10月15日

世界最大のビール・メーカー、アンハイザー・ブッシュ・インベヴ(ABI)社と世界第2位の清涼飲料水メーカー、ペプシコ社との米国での備品購入に関する契約が明らかになった。これは、ITハードウェア、事務用品、出張・ホテル手配、輸送、メンテナンス・修理関連用品を網羅する。二社を合わせた強力な購買力を利用することで、効率化を推進し、購入価格を交渉し、費用削減に導く。ABI社とペプシコ社の連携は以前から続くものでもある。ABI社は、海外の複数の市場で、ペプシコ社ブランド(ペプシコーラ、7アップ、ゲータレードを含む)を販売している。ABI社の主要子会社であるブラジルを本拠地とするアンベヴ社(インベヴ社は、アンベヴ社とインターブリュー社の合併による)は、長期契約に基づくペプシコ社最大級のボトラーのひとつである。一方で、この二社の連携は、それ以上の大きな二社結合に導くのではとの噂も今週出始めた。今回のこの契約は、合併せずに合併の利点を得るようなものとも言われる。今後、両社の購買協力契約が、アルミなどの主要商品や販売網のシェアなどに拡張する可能性はあると予想するアナリストともいる

(STLtoday, 2009 Oct., 15)

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