中東フレキシブル包装メーカー、アムコー社欧州事業買収を計画
2009年10月 6日
アムコー社(オーストラリア)による、今年8月のリオ・ティント・アルキャン社包装部門一部の買収決定に伴い、その買収後、事業の一部が再編成・売却されると予想し、ドバイに拠点を置くフレキシブル包装メーカー、アラビアン・フレキシブル・パッケージング(AFP)社は、特に欧州における事業を買収する計画があることを明らかにした。AFP社は生産量の1/5を欧州に輸出しており、この買収を実現することにより、アムコー社/アルキャン社がすでに築く欧州の拠点を確保したい考え。フレキシブル包装の主要原料、プラスチックは、石油の副産物の樹脂から得られるため、石油産出国である中東に拠点を置くAFP社は、原料を安く入手できる。欧州、オーストラリアならびにアジア地域の多くのメーカーもまたこの地に安い原料を求める。先月発行された年次報告書によると、アムコー社はアルキャン社一部買収により、そのフレキシブル包装事業の規模を倍増させ、30ヵ国111工場を有することになるとのこと
(packagingnews.co.uk, 2009 Oct., 5)