フレキシブル包装、需要増続く
2009年10月 5日
フレキシブル包装の世界的な需要、特にアジア/太平洋地域での需要が、今後年間3.5%~5.2%増加すると見込まれる。中でも、最近、日本を抜き米国に次いで世界第2位のフレキシブル包装市場となった中国での需要増加が予想される。さらにインド、ロシアならびにインドネシアからの需要増が期待される。世界のフレキシブル包装素材では、現在ほぼ3/4を占めるプラスチック・フィルムが、今後も、紙やアルミ箔を抑えて中心的素材となると見られる。優れた通気性、生物分解性機能ならびに高性能バリア樹脂といったフレキシブル包装用フィルムの開発が、特に食品と医薬品業界での既存のみならず新規のアプリケーションで需要をさらに獲得すると予想される。また、電子レンジ調理可能なパウチ、再封可能な直立型パウチ、注ぎ口のついたパウチは、特に先進国での利便性を好む消費者に向けて進められている開発だ
(Converting Magazine, 2009 Oct., 1)