米国レストラン、ボトルド・ウォーターをメニューから外し始める

2009年 6月22日

20世紀末に大ヒットした商品のひとつとして挙げられるボトルド・ウォーターは、コカ・コーラ社、ペプシコ社らに巨大な利益をもたらした。そのボトルド・ウォーターが、今、環境問題を理由に、米国の高級レストランのメニューから消えつつある。ニューヨークのあるレストランは、ボトルド・ウォーターの長距離輸送による費用の高さもその一因と指摘する。例えば、ペリエは、水源地のあるフランスから米国へ出荷される。ある調査は、ボトルド・ウォーターを、水道水と比較し、2000倍もの輸送費がかかるとしている。この種の費用は、当然のことながら、その輸送距離を短縮することで大幅に削減されるものであり、それは、レストラン業界の「地元を産地とする食品使用」という、最近のもうひとつのトレンドにぴったりと合う。ネスレー社は、今年第1四半期ですでに、同社トップ・ブランドのペリエならびに S.ペリグリーノの売上4.1%減を発表。ボトルド・ウォーター売上減少率は、ウォーター水源地に比較的近い西欧で最も大きい

(Bloggingstocks, 2009 June 16)

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