シャンパン用コルクに代わるメタルキャップ発表

2009年 4月27日

5月に、ロンドン国際ワイン・フェァにて、デュヴァル・ルロイ社(フランス)により、シャンパン・ボトル用メタルキャップが発表される。シャンパンの伝統的蓋であるコルクに代わる蓋は、これまで発表されたことはなく、今回が初めてと言われる。アルキャン・パッケージング社により特別に設計された「マエストロ」と名付けられたこのメタルキャップは、シャンパンを開けた時に出る馴染みある「ポン」とはじける音も維持する。また、スパークリング・ワイン用ボトルにも使用可能。デュヴァル・ルロイ社のクロ・デ・ブーヴリー・シャンパン・ブランドのボトルにこのキャップを使用し、試験販売を開始する。デュヴァル・ルロイ社をこのメタルキャップ採用決定に導いたのは、コルク使用で発生するコルク臭(コルク・テイント)であったとのこと。また、開封時の象徴的な音を残しながらも、コルクよりも取扱いが簡単で安全である点もそのひとつだ。ワイン用には、すでにコルクに代わるスクリュー・キャップ使用が今では多くなっている(弊社業界情報2008年7月17日に関連記事)

(The CanMaker, 2009 April 24)

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