米国地ビール業界、「独立」を祝う
2009年 4月16日
米国の小規模・独立無所属の地ビール会社は、年に一度「米国地ビール週間」を持ちイベントを打ち上げる。今年は5月11日~17日の開催を予定する。このイベントを通じ、年間200万バレル以下のビールを醸造する、個人所有の小規模ビール・メーカーへの支持を求める。この特別週間では、ビール工場特別ツアー、ビールに合う食事の提案、地ビールの特別販売等が米国各地で行なわれる。2006年から1週間にわたるイベントとなったこの地ビール週間は、米国議会でも承認され、ビール・ファンやメディアからの関心・支持は年々増えている。2008年には、180以上に及ぶビール・メーカーが、各地元のこのイベントに登録した。このような地ビール・メーカーは、米国で10万人以上の職を創出する。現在、地ビールは、米国ビール市場において、販売量で4%、売上高で6.3%を占め、その数値は年々上昇する一方、それら小規模ビール・メーカーが抱える稼動費も2008年には前年比39%増加したと言われる
(Beverage World, 2009 March 24)