イラク、初の飲料缶製造工場

2009年 3月 5日

ヨルダンの飲料・製菓グループ、ネバ社は、1億ドル以上を投資し、バグダッド近郊にイラク初となる飲料缶製造工場建設を発注。イラクの飲料メーカーからの缶需要(年間9億缶以上)は増加しており、現在は、中東地域の他の国から輸入している。ペプシコ社は、2003年イラク侵攻の1年後に、イラクに充填ラインを設けた初めての海外飲料メーカー。2005年に、コカ・コーラ社が続いた。同社としては37年ぶりの同国への進出だった。今回のネバ社の飲料缶製造工場は、年間生産能力30億缶で、中東地域では最大の製缶工場となる。2つの高速ライン(3,000缶/分)では25cl ならびに 33cl サイズ缶を生産予定。このプロジェクトのエンジニアリングを手がける会社は、各機械供給会社との契約上、現時点では会社名の公表を控えるとのこと。2009年末に完成予定

(The CanMaker, 2009 March 3)

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